トップ  >  第7回会合(2010年6月27日) - ジョージ・ソロス

第7回会合 ジョージ・ソロス

第7回はジョージ・ソロスを取り上げます。

ジョージ・ソロスは、自身の哲学理論を背景に成功を収めた投資家です。金融市場のもろもろの変数は、長期的に見れば必ず均衡点に達すると考える、金融経済学では主流派の考え方である「効率的市場仮説」に対して、ソロスは真っ向から反対する独自の理論を唱えます。金融市場は自己修正能力を持っており、自由放任に任せるのが正しいとする考え方をソロスは「市場原理主義」と名づけ、それに対しても反対の立場を取っています。効率的市場仮説も市場原理主義も、その共通点は市場の参加者である人間の思考とそれを経た行動を理論の外に追いやっている点にあると考えます。つまり、人間の行動の結果が「実体」に影響を及ぼすプロセスを組み込んでいないということです。フーコーの文脈に照らしていえば、人間が構成する社会を科学的に分析しようとする社会科学が、人間を社会を構成するプレイヤーである人間とみなさず、客観的な分析者としてのみ捉えてる知の枠組み=エピステーメーである点で、終焉を迎える時は近いという主張との整合性が見えてきます。思想・哲学の実学応用を目指す当研究会にとっては、この上ないテーマといえるでしょう。研究会内容のustream中継・録画と当日資料を掲載いたします。

テーマ:ジョージ・ソロス
プレゼンター:水田孝信 会員
場所:(社)中小企業診断協会 東京支部 中央支会事務所
時間:10:00〜12:00
参加者:5名

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